JA岡山西

好奇心がエネルギーあなたと私のJA岡山西




営農事業

営農情報

2011.11.15 更新

園芸原木シイタケの栽培について


原木栽培の流れと発生パターン

原木栽培の流れと発生パターン

1.原木

【樹種】最も適した樹種は…クヌギ、コナラ、ミズナラ、その他…アベマキ、カシ、など。

【伐採】時期は、秋の黄葉初期から春の新芽が出るまで。カシ類やシイ類は厳寒期の1月〜2月が適期。いずれも、樹液の流動が停止した休眠期が伐採適期。

【伐採後の管理】伐採後は、葉がついた状態で1か月ほど乾燥(葉枯らし)させ、水分を抜く。乾燥が不十分であると死物寄生菌であるシイタケ菌糸の成長が抑えられる。

乾燥後約1mの長さに切断し、植菌場所に運んでおく。植菌するまでの間に直接日光に当てないように、笠木や遮光ネットなどで庇陰してお く。

2.種菌の種類

種菌には種駒、形成菌、オガ菌の3種類がありそれぞれ植え方が異なる。

▲種駒 1函(1000個入り)又は1袋(500個入り)

▲(オガキン) 1瓶(1300cc入り)

3.品種

多くの品種がある。発生温度によって低温性、中温性、高温性などに分けられる。(下記参照)

品種 発生時期 特徴
115号
(低中温性)
春・秋発生 肉厚のジャンボ品種。形成菌は一年目から発生しやすい。
324号
(中温性)
秋~春 最低気温14℃位に下がったら発生する。初年の走り子が多い。

4.植菌

【植菌時期】2~4月、梅の花が咲く頃から桜の咲く頃が適期。

【種駒】ドリルなどで種菌の大きさにあわせて穴をあけ、金づちで種菌の頭が樹皮面より出ないように打ち込む。

【種菌】オガ屑菌で、種駒と同じように穴をあけ、指で押し込む。専用のフタをする。

5.仮伏せ

植菌したら菌糸の活着をはかるために、植菌してから2~3ヵ月間、ほだ木を棒積み(横積み)しておく。場所は日当たりの良い林の中が適する。裸地や庭先など乾く場所ではコモやムシロ、枝葉などをかけて保湿する。4月以降は林の中など日陰に移動する。

6.本伏せ

種駒は駒の頭が白く発菌した頃、オガ菌は木口に菌糸紋が出現する頃ヨロイ伏せなどに組み替える。伏せ込み場として望ましい環境は、春から秋まで直射日光が当たらず、充分に雨が当たり、かつ通風が適度にあり、排水の良い場所。庭の木陰なども利用できるが、直射日光が当たらないように遮光ネットやヨシズなどをほだ木の上に張る。梅雨から夏期は、雑草や低木を刈り払い、通風を良くする。

9月頃に、ほだ木の転地返しや積み替えを行い、菌糸を均一に成長させる。

7.ほだ起こし~きのこ発生

ほだ木内に菌糸が十分蔓延すると、外樹皮下にきのこの基(原基)が形成される。そのほだ木が水分を吸収し、低温刺激(品種の特性にあった温度)を受けたときに、きのこが発生する。

【ほだ場】きのこが発生しやすく生長しやすい場所を選ぶ。雨が良く当たり、乾燥しすぎない場所を選ぶ。杉林、雑木林など強風の当たらない場所が適する。庭木の下の場合は、直射日光が当たらないこと。

【管理】9月~10月は、きのこの原基が出来る時期。積極的に散水する。

【発生】中温性品種は、夜間の最低温度が15℃以下の日が続く頃発生が始まる。冬期は低温、乾燥で成長が止まるが、春は成長が早い。採り遅れないように採取する。

8.シーズン後の管理

春4月まで発生するので、採り残さないように採取する。シーズン後は、直射日光が当たらないことを確認し、雨が良く当たる夏涼しい林内で夏越しさせる。

営農部  佐藤 武志
広報誌「なごみ」2011年11月号掲載


このページのトップへ

 

HOMEトピックスお知らせ・新着情報イベント・相談会地域の話題事業案内特産品直売所店舗案内レシピ広報誌女性部
JA岡山西について個人情報保護方針情報セキュリティ基本方針金融商品の勧誘方針お問い合わせサイトマップ関連リンク

Copyright (C) 2017 JA-Okayama-Nishi,Allrights Reserved.