JA岡山西

好奇心がエネルギーあなたと私のJA岡山西




営農事業

営農情報

2011.10.15 更新

果樹モモの次年度に向けての管理

 

晩々生品種の収穫も終わり、一息ついておられる時期ですが、モモは次年度に向けて秋根の生育が盛んな時期です。土づくりや施肥管理が中心になります。

土づくりや施肥は全園一律でなく、品種や園地の中でも樹により生育や品質に差があるはずですから、園全体をチェックして栽培管理を行いたいものです。


*土づくり

土壌改良の目標数値は(表1、2)の通りですが、園地の条件や樹齢・樹勢によって調整が必要です。

○今年の注意点

特に、今年は夏から秋に掛けて高温に経過して、潅水不足の園では根の傷みが激しい事が考えられます。断根を伴う樹間深耕や部分深耕は大量の根を切ることになりますから、一度に多く実施しないことと、行う時期は、遅くとも今月中には完了したいものです。有機物の投入は完熟した堆肥と改良資材(苦土、石灰、その他微量要素)を適量施用して下さい。

排水不良園では、植栽列の間に明渠排水と暗渠排水を設置して、透水性の改善を図るほか、園周囲にも停滞水が溜まらないように排水路の整備も行いましょう。

○深耕の実施方法
  1. 部分深耕は、数年で園全体ができるよう、排水を兼ねて計画的に行いましょう。
  2. 実施時期は、断根部分からの発根が期待できる10月ですが、断根量が少なければ、11月まで行えます。
  3. 深耕部分は、乾燥しやすいので、作業は手早く行い、実施後は潅水を行ないましょう。
  4. 部分深耕には、掘り上げた土と完熟堆肥、必要な改良資材を混和して埋め戻しましょう。

表1 物理性の改良目標

有効土壌の深さ 50cm以上
地下水位 地表下100cm以下
ち密度
(山中式硬度計)
20mm以下
気相率 15~25%
透水性 10-4cm/sec以上

(果樹栽培指針より)

表2 化学性の改良目標

pH(H2O) 5.5~6.0
pH(KCl) 5.5~5.8
可給態リン酸 20~35mg/乾土100g
交換性カリ 20~35mg/乾土100g
交換性石灰 150~200mg/乾土100g
交換性苦土 25~50mg/乾土100g
腐植含量 1~2%程度

(果樹栽培指針より)


*基肥の施用

岡山県果樹栽培指針によると、モモの樹齢別の標準的な施肥量は(表3)の通りです。

また、地域毎に施肥基準を作成されていると思いますが、肥料の種類による施肥時期や、今年の栽培反省を基に施肥時期や施肥量を考慮しましょう。有機質肥料は早めに施用して、温度の高い時期に分解移行を促しましょう。

○施用量は樹勢に応じて

施用に当たっては、樹毎に微調整が必要です。生理的落果が多かった樹、徒長枝の発生が多かった樹や何時までもだらだらと伸び続けた樹では、標準より少なくするか、極端な場合は無肥料にしましょう。逆に、樹冠拡大が十分で着果量も多く、生理的落果も少なかった樹では、やや多めにしましょう。

○施用方法

成木では、樹冠下よりやや広めに、若木では、根域を中心に施用しましょう。

施用後は、土壌と混和して、乾燥していれば潅水しましょう。

表3 10a当たり施肥量

(kg)

樹齢 栽植本数 チッ素 リン酸 カリ 1樹当たりチッ素量
1年 40 4.0 2.4 2.5 0.1
3年 40 8.0 4.8 6.4 0.2
5年 40 10.0 6.0 8.0 0.3
8年以降 20 10.0~12.0 6.0~7.0 8.0~9.3 0.6~0.47

(果樹栽培指針より)

営農部  河田 義一
広報誌「なごみ」2011年10月号掲載


このページのトップへ

 

HOMEトピックスお知らせ・新着情報イベント・相談会地域の話題事業案内特産品直売所店舗案内レシピ広報誌女性部
JA岡山西について個人情報保護方針情報セキュリティ基本方針金融商品の勧誘方針お問い合わせサイトマップ関連リンク

Copyright (C) 2017 JA-Okayama-Nishi,Allrights Reserved.