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2011.08.11 更新

果樹ビワの栽培について

 

常緑果樹のビワは温暖な気候を好み、栽培には冬場の冷え込みが少ない地域が適しています。生育旺盛で比較的省力な管理ですむことから家庭果樹として楽しまれている方も多いことでしょう。今回は、8月下旬以降のビワ栽培の作業についてご紹介します。

1.整枝・剪定

図1   目標とする樹形

目標とする樹形

すでに何年か収穫している結果樹では、花芽分化が終わり、花蕾が大きく成長する前の8月下旬から9月、まだ実をつけない未結果樹では2月中下旬に剪定を行います。田中のように枝の開きやすい品種は杯型の「杯状形」、茂木のように枝の立つ品種では立木状に育て徐々に芯を抜いていく「変則主幹形」が適しています(図1)。骨格となる主枝・亜主枝が決まっていれば、込み合った成り枝を「間引いて」内部まで光と風が入るようにしてやります。花芽は今年伸びた枝の先端につくので実をつけたい枝の「切り返し」はしないようにしてください。ただし、長く伸びすぎた成り枝(結果樹)は適度に切り返して、更新することも必要です。またビワは強剪定に弱く切り口の癒合が悪いので若木のうちからあまり大きな切り口を作らないよう注意しましょう。


2.施肥

常緑樹であるビワは年間4回に分けて施肥します(表)。樹勢や地力にもよりますが、9月になったら成木 1本当たり窒素成分で500g~700gを秋肥として化成肥料で施しましょう。また堆肥の投入や部分深耕など土づくりを行うのもこの時期です。

表2 ミカンの施肥基準(岡山県果樹栽培指針より)

(10a当たり%、kg)

施肥量/三要素 チッ素 リン酸 カリ
割合(%) 施肥量 割合(%) 施肥量 割合(%) 施肥量
春肥(2月下) 20 5 20 9 30 6
夏肥(6月下) 30 7.5 30 6 20 4
秋肥(9月) 40 10 40 12 40 8
寒肥
(11月上~中)
10 2.5 10 3 10 2
年間施肥量 100 25 100 30 100 20

(岡山県果樹栽培指針より)

(留意点)
・寒肥は11月に全窒素量の10%以内で施用、さらに硫酸カリを20kg/10a施用すると耐寒性が増す。

3.芽かき

秋になって発芽する芽は2-3㎝以上大きくしないようこまめにかいでやります。樹形を維持するうえでも大切な作業です。

4.摘花房と摘蕾

図2   摘蕾の方法(模式図)

摘蕾の方法(模式図)

10月、開花の始まる前に貧弱な花房や葉数の少ない枝についた花房を摘除します。成木では1年生枝の数のおよそ半分強を目安に花を残します。そして残した花房の小花がばらけ始めたら上段部を切り込んで摘蕾します(図2)。こうした着果数の制限は隔年結果を防ぎ、果実を太らせることに役立ちます。


5.摘果と袋かけ

年を越し、3月以降寒さが和らいでから摘果を行いましょう。茂木では1果房に3-4個、田中では1果房に1-2個程度残します。摘果が済み次第袋かけを行えるよう、かけやすい間隔で残すようにしましょう。幼果の時にひどい寒さや霜にあたると果実表面に障害が残ります。

6.収穫と夏肥(礼肥)

果実が完全に着果してから5日くらいで糖度が最も高くなるといわれています。熟れすぎると外観も肉質も劣ってくるので適期収穫に努めましょう。収穫後早めに礼肥として1本当たり窒素成分で400-500g程度の化成肥料を施します。

営農部  蔵本 郁美
広報誌「なごみ」2011年8月号掲載


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