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2010.06.15 更新

果樹モモの高品質生産を目指そう

 

モモを経営の基本にされている生産者や、家庭菜園で栽培されている人も美味しいモモ作りを目指してください。

梅雨対策

平年ですと今月上旬には梅雨に入ります。モモは耐水性に弱く、果実品質に著しく影響を及ぼすので、可能な限り排水対策を実施しましょう(図1)。

図1b梅雨入り前に排水路の点検を!!

防水マルチの実施

過剰な水分がモモ園の根域部分に停滞しないように、防水マルチの施用は効果があります。排水路の整備だけでは防ぎきれない大雨も、マルチをする事により少しでも美味しいモモ作りが期待できます。また、梅雨入り前からマルチを施用すれば、土壌水分の安定により、生理的落果の軽減も期待できます(図2・表1)。

表1   清水白桃(8年生)に対する防水マルチの効果

処理区 果実重
(g)
糖度
(Brix)
着色 落果率
(%)
マルチ 219 15.3 8.3
無処理 225 14 30.8

※マルチ期間:6/7~収穫まで(1996.岡山農試)

図2防水マルチを実施しよう!

新梢管理

葉色が薄い状態から今月下旬に掛けて、葉色の濃い状態に変化する時期です。今月下旬以降も新梢が伸びていると、成熟の遅れや糖度不足の原因になります。木を良く観察して次年度に向けた栽培の糧にしましょう。

次代を担う若木の管理も時間を見つけて行いたいものです(図3)。

図3モモ若木の新梢管理

修正摘果

清水白桃では満開後80日頃に(7月1日)生理的落果が終了します。落果を見越して多めに着果させている木では、1果当たり80枚を目安に修正摘果を行います(表2)。玉太りの劣る果実を中心に摘果して大玉生産と秀品率の向上を図りましょう(図4・表2)。

表2   清水白桃の修正摘果の目安

部 位 摘果の目安
(1果実当りの葉数)
樹冠先端部や上部等の日当たりのよい部位 60~70葉
樹冠中間部等の日当たりの比較的良い部位 80葉
樹冠下部や裾枝等の日当たりの悪い部位 100~120葉
図4着果量を見直し、修正摘果を行おう!

営農部  河田 義一
広報誌「なごみ」2011年6月号掲載


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