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2010.05.13 更新

水稲育苗・田植えから本田管理

 

昨年度の水稲は登熟期の高温障害、とりわけヒノヒカリでは、その影響が大きく、背白米、芯白米、死米など多く、近来にない品質低下となりました。

6月中旬頃には多くの地域で田植時期に入りますが、年々田植時期の早期化がすすみ、出穂も早い傾向となり、今年の場合裏目に出たと思われます。

今後は、品質獲得の上からも田植えは6月15日以降を検討してみてください。

1.育苗期

苗八分といわれるように重要な時期です。もう一度点検してみましょう。

(1)発芽期 
発芽には温度(30~32℃)が必要です。1週間以上経過しても出芽しない場合、温度、土壌水分などが適正であったか。
(2)緑化期 
発芽苗を外の環境に慣らすために直射日光に当てないよう管理、第2葉が現れる頃までの約1週間です、細かい温度管理も伴います。
(3)硬化期 
緑化が終了、育苗シートを外し直射日光や外気にさらして充実した苗に育てます。
(4)立枯病 
育苗中には“かび”などによる立枯病が出ます。原因としては育苗シート内の高温・加湿などが考えられます。育苗中の環境管理に注意が必要です。

2.本田準備

(1)代掻き
作業等
  • 代掻き作業の精粗は田植速度、植付精度に影響を及ぼします。
  • 作業の水深は3~5cm で行う(耕運した土壌が少し見える程度)、代掻き後1~数日待って田面の硬さが羊かん状になってから田植えを行う。
  • 過度に行うと土壌の団粒構造を壊し、通気性、透水性を損ない根腐れの原因ともなる。
効用
  • 田面を柔らかく均平にする。
  • 作土表面にある稲株・ワラ、雑草などを埋め込む。
  • 水持ちを良くし、除草効果を高める。
  • 土壌窒素の無機化を促進。
(2)施肥

田植え同時施肥もありますが、一般には代掻き前に施用し、耕起しながら土壌の全層に肥料を行き渡らせます。

一発型の肥料を施用した場合、代掻き時、昨年度の肥料殻が浮いて出ることがあります。本年施用の肥料が流れ出たと誤解されることがありますが意識を改めましょう。

(3)田植作業
田植え作業の留意点
  • 水深1~2cm程度に落水しておく…適正な植付け姿勢を保ちます。
  • 土が軟らかい場合…作業速度を遅くして埋没株の発生が少なくなるようにします。
  • 土が堅い場合…走水をして田の表面を滑らかにして作業を行い、浮き苗の発生を抑えます。
植付本数・植付けの深さ

本数は稚苗で3~4本/株、中苗で2~3本/株。深さは2~3cmとします。

田植後の補植

苗は、いもち病の発生源となるので、補植がおわったら水田内に放置しないようにしましょう。

箱粒剤の施用

農薬散布の省力化のため、箱粒剤の散布を行います。散布後は薬剤が床土に落ちるよう軽く苗を払い、潅水して薬剤を落ち着かせてから田植えを行います。発生する病害虫によって薬剤を選びましょう。

(4)除草剤散布

フロアブルタイプ、パック剤、粒剤があります。

除草剤は適期内で早めの散布を心がけることが肝要で、時期を外すと除草効果が大きく低下します。作業具合や圃場条件に合わせて選びます。なお、除草剤は水深の維持や散布後7日間は、落水や掛け流しをしないなどの注意をしてください。使用薬剤の説明をよく読んでおきましょう。

3.本田初期管理

水の役割の中に保温効果があげられます。

田植直後の気温が低いときは3~4日間位は深水(3~5cm程度)に管理して、新根発生を促し、活着後は浅水管理とします。中北部や山間地、冷水がかりの水田などでは、気温に留意しながら細かな水管理に努める必要もでてきます。
※箱施用剤、肥料、除草剤等は水稲栽培暦を参考にしてください。

営農部  本田 隆志
広報誌「なごみ」2011年5月号掲載


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