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2011.04.15 更新

水稲異常気象に耐える「こめ」つくり

 

平成22年の水稲の作柄は、全もみ数、登熟ともに平年並みとなったものの、南部では、ヒノヒカリを主体に白未熟粒が多発したことから、10a当たり収量は、509kg(岡山県の作況指数97)となりました。

まず、ヒノヒカリにおいては、今年の田植え時期を6月19日を中心に考えて、取り組んでいきましょう。(表1)

表1 例として、ヒノヒカリを6月19日(日)に稚苗田植えをする場合の日程表

播種・育苗管理

1.苗作り

昔から苗半作といわれるように、健苗育成が重要です。

健苗の条件としては、1.無病健全であること、2.草丈が伸びすぎず、茎は太く根が太くて多いこと、3.葉は健全な緑色を保っていることが上げられます。

2.選種、種子消毒

種籾は、種子更新した純粋なものを準備し、芒がある場合は、脱芒機にかけて、芒を取り除きます。この種籾を比重選して、充実したものを選びます。

比重選した種籾は、塩分が付着しているので、よく水洗いします。

種子消毒は、スミチオン乳剤とテクリードCフロアブル液に水と種籾の容積比同量として、1日(2回ぐらい攪拌)浸漬し ます。(表2)

消毒後は、水切りするため、むしろに広げて陰干しをします。

表2 種籾5kg当たりの消毒液の分量

種籾 テクリードCフロアブル スミチオン乳剤
5kg 10L 50ml 10ml

※残液及び容器の洗浄水等は適切に処理しましょう。

3.浸種・催芽

水20Lに対し、種籾5kgを浸種し、水温は10~15℃くらいで、浸種期間は3~4日(ヒノヒカリは、4~6日)です。この間、毎日静かに水を入れ換えます。種籾があめ色状になり、胚が白く透けて見えるころが次の催芽へ行く目安です。

催芽温度は、30~32℃のぬるま湯で一晩漬けて、芽が伸ばし過ぎないようにします。

催芽は、芽が1mm程度のはと胸状態が理想です。

4.播種量と必要箱数(表3)

表3

  稚 苗 中 苗 ポット成苗
育苗箱数(10a当り) 16~18箱 22~26箱 35~40箱
播種量(1箱当り催芽籾) 140~160g
(1.4~1.6合)
100~110g
(1~1.1合)
50~60g
(0.5~0.6合)
5.稚苗の育苗管理(表4)

表4

  出芽期 緑化期 硬化期
日 数 2~3日 4~5日 9~10日
温 度 30~32℃ 15~25℃ 12~22℃
管理 トンネル 苗箱を並べ育苗用シートでトンネル被覆する。夜間のコモかけ、日中は高温に注意。かん水は床土の乾き具合を見て行う。(被覆除去は早く) 直射日光にあてる。かん水は1日1~2回、十分に行う。

育苗等に失敗しないために

(1)播種後出芽の状況

葉先に水滴が出ていることを確認します。(育苗期間中も同様)

(2)床土・覆土は、規定量を入れる

箱にすり切りまで入れると灌水が不十分となり、葉やけの原因となります。

(3)根上がり

床土の乾燥・高温による根の異常伸長・厚播き等により発生します。
※播種時の十分な灌水や薄播きをします。

(4)白化現象

平床出芽で被覆資材等により暗黒下で出芽した苗に急に直射日光に当てると苗が白くなります。
※曇りの日や夕方日が沈んだ時に被覆資材を取るようにします。

(5)箱施用剤と除草剤を間違える

※箱施用剤と除草剤を別々にしておき、かつ箱の表に必ず表記します。

営農部  酒井 啓
広報誌「なごみ」2011年4月号掲載


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