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2011.02.15 更新

菜園アスパラガスの栽培

 

1年目

育苗管理

播種は、ハウス内で1月下旬~2月下旬に行います。種子は1a あたり8ml用意します。培養土は80L準備し、9cmポット(または72穴トレイ)に1粒ずつ播種し、1cm程度覆土します。発芽まで25~30℃で管理しましょう。

発芽後育苗期間中は、液肥800倍を灌水を兼ねて施します。苗床内の温度は日中最高温度30℃、夜の最低気温12~13℃、床温20℃に保ちましょう。

定植
図1 アスパラガスの植え付け

一度定植すると10年近く改植する必要がなく、そのため土つくりはとくに重要で、定植の1か月前までに完熟堆肥、苦土石灰、苦土重焼燐、発酵鶏糞を全面に施し、深耕します。さらに定植10日前までに化成肥料などの基肥を施用し土とよく混和します。畝つくりは幅200cm、高さ40cmのカマボコ型とします。初年度は雑草対策として、畝立後黒マルチを行います。

定植時期は5月中旬に株間35cm位に直径15cmの植え穴を黒マルチの中央に開け、一条植えとします。苗は草丈25cm以上で茎数3~4本になったものを植えます。植え付けは鱗芽(図1)が深さ5cmの位置にくるよう植え付けて十分に灌水しましょう。

施肥

アスパラガス専用基肥一発肥料を使用すると3月から10月まで肥効が持続します。尚、初年度に限り畝の中央に30cm以上の深い溝を掘り、1aあたり堆肥500㎏を増量施用することで収穫年限を延長する事ができます。

支柱立て・誘引

1年目は株養成のため、立茎(収穫せず成長させる茎)は全て残すのが基本です。また、両サイドに3m間隔で支柱を立てテープを張って倒伏防止を行います。

2年目以降

1.施肥

萌芽前にアスパラガス専用一発肥料を施用します。原則として追肥は不要ですが生育状態によっては、追肥をして草勢維持と貯蔵養分の蓄積を図ります。施肥後畝表面を堆肥でマルチします。

2.茎葉の管理

立茎は2年目以降は5月上旬~6月上旬頃から開始します。時期の目安としては1日の収穫量がピーク時の約30%に減少した時、また株の状態を考慮して時期を決めます。

立茎は太さ10~13mmの茎を3~4本、または畝長さ1m当たり9~12本で健全な茎を立てます。その後萌芽してくる若芽は収穫します。立茎が成木になった頃に130~140cmで摘心します。茎葉の損害が激しい場合は9月上旬までに立茎を更新します。

また、通風、採光、収穫時の作業性を良くするために、地際から50~60㎝までの側枝はすべて除去 します。

倒伏防止のため立茎前に畝の両側に高さ180cmの支柱を3m間隔に立てビニールテープなどを張ります。目合15cm位の倒伏防止用ネットを高さ80cmの位置に張り、さらに二段目は120cmの高さに水平に張ります。

気温が下がり茎葉が90%以上黄化したら地際から刈り取り圃場外に運び出す。畝面はバーナーで焼却します。

3.収穫

収穫期間中(4月下旬~10月下旬)は立茎中以外の細い物、曲がったものなども全部収穫します。

施肥例

(kg/a)

肥料名/時期 春 肥 夏 肥
3月中旬 6月中旬
完熟堆肥 300 200
セルカ 10 10
発酵鶏糞 40  
アスパラエース特号 20  
PK化成 20  

成分量 窒素5kg、りん酸4.8kg、加里4.8kg

作型と品種

病害虫防除

立茎初期~初秋期 アミスター20F 2,000倍
デコニール1000 1,000倍
アディオン乳剤 1,000倍
プレオF 1,000倍
茎枯病、斑点病、褐斑病
茎枯病、斑点病、褐斑病
アブラムシ類、ヨウトウムシ
ハスモンヨトウ、オオタバコガ
収穫打切り後 ICボルドー66D 50倍 茎枯病、斑点病
降霜期 ロケットバナーで刈株を焼却 茎枯病、斑点病

営農部  佐藤 武志
広報誌「なごみ」2011年2月号掲載


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