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2010.11.15更新

果樹加温施設栽培での高品質安定生産

 

ここでは、加温施設栽培共通の施設管理と加温施設ぶどうの管理について紹介していきたいと思います。

加温施設栽培共通

加温栽培に当たって

健全な樹で計画しましょう。

粗収入を上げることが最も重要です。粗収入は平均単価×出荷量で求められ、粗収入を上げるためには高品質な品を多く生産することが重要です。

樹勢の衰えた樹(園)では、改植 を検討しましょう。樹勢の衰えた樹では色々な工夫をして管理するよりは、計画的な改植により樹の若返りを図る事が収量安定の近道です。改植に当たっては、優良な系統の苗木を確保しましょう。

実態把握が先決

加温開始時期が同じでも、室温によって燃料使用量が大きく異なっています。原因は、立地条件、ハウスの構造や大きさ、温度設定、省エネ対策等の違いと考えられます。燃料使用量が多いハウスでは、省エネチェックリスト(表1)で再確認しましょう。

省エネ対策は基本に忠実に
  1. 加温機の清掃
    清掃前後では熱量が10%位の差が見られましたので、掃除は丁寧に行いましょう。
  2. 加温機ダクトの穴の調整
    通常行っているダクトの穴数に比べ1.5倍穴を増やすことで、ハウス内に利用する熱量が上った例もあります。
  3. 被覆資材の被覆方法が重要
    保温性の高い被覆資材が導入されていますが、資材の被覆方法に関しては軽視されがちで、隙間や破損部分が放置されている場合が多くあります。資材の効果を十分に引き出せるように、取り付けは隙間ができないよう丁寧に行い、破損部分の補修もしましょう。被覆方法を改善するだけでも保温効果が上がります。
    また、ハウス内の入口や裾等色々な所で、冷気が入っている場所がありますので、もう一度チェックして温度効果を高めてください。

表1

省エネルギー対策チェックリスト
1 . 温室・ハウスの点検と管理
(1)温室・ハウス内の目張りをする。
(2)重層被覆を行い、保温性の高い良い資材を用いる。
(3)温室・ハウスの窓閉めを早めに行う。
(4)被覆資材を清潔にする。
(5)温室・ハウスの北側に保温資材を張る。
(6)風上側に防風垣を設置する。
2 . 暖房機の点検と管理
(1)暖房機の保守管理を適切に行う。
(2)暖房機の清掃・点検・修理を行う。
(3)屋外放熱管の保温被覆を完全に行う。
3 . 温室・ハウスの適正な温度管理
(1)正確な温度管理を行う。
(2)室内での温度ムラを小さくする。
(3)夜間の変温管理を行う。
(4)室内の地温を保つ。

加温施設ぶどう

加温施設ぶどうを増産しよう

加温施設ぶどうの出荷も終了して、次年度の生産に向けての計画を立てられておられる生産者の人も多いと思いますが、加温施設ぶどうの生産は岡山県下で年々栽培面積減少傾向が進んでいます。

加温施設ぶどうの場合は露地ぶどうに比べ栽培の手間が多く掛かり、その割には、収益が上がらないことが考えられ、他品種への改植や、老齢化や温室施設の老朽化、廃業等で栽培が減少しているので、ここらで歯止めを掛けたい処です。

加温栽培は健全な樹で

加温を始めるに当たっては、予備保温や漸昇加温は作型により検討しましょう。特に、加温時期を早めれば早める程温度を高めに管理して、休眠打破を強制的に行うことで、その後の生育を順調に進めます。

また、湿度管理も重要です。加温前にたっぷり潅水して下層土まで十分に湿らせましょう。その後発芽までは、ハウス内の湿度を保つことで発芽揃いが良くなるし、高温障害も少なくなります。

寒い時期ですから、樹と体の健康に気をつけて、頑張りましょう。

営農部  河田 義一
広報誌「なごみ」2010年11月号掲載


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