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営農情報

2010.09.15 更新

水稲適期刈取と乾燥について

 

適期刈取

刈り取り時期が早すぎると青米などの未熟粒が多くなり、収量や品質が低下するばかりでなく、籾の水分が高いために乾燥に要する時間と経費が増加します。逆に適期を過ぎると米粒の光沢が悪く、茶米・胴割米の発生が多くなります。

刈取時期の目安

早生種(あきたこまち、コシヒカリ)では、遅れ穂を除く穂の着粒全体の80%、中生種(ヒノヒカリや吉備の華)は、85~95%、晩生種(アケボノや朝日)では、85~97%の籾が黄色になった時期とします。

また、一般的に上記の状態になるのは、早生種で出穂後35~40日頃、中生種で38~45日頃、晩生種で45~50日頃となります。

刈取作業上の注意

作業前の機械の点検整備

麦などの異種穀粒や異物が籾の中に混入しないように、作業前にコンバイン、籾袋や乾燥機などの清掃や点検整備を十分行い、収穫期間中も異品種混入等防止のため、使用後必ず清掃して点検整備を行いましょう。

作業計画

コンバインによる収穫は、乾燥機の処理能力に応じた量とします。生籾をコンバインの袋のまま堆積、貯留しておくと発酵米(ヤケ米)等の着色粒が増加し品質低下の原因となるので、収穫した籾はなるべく早く乾燥機で処理することが大切です。

その他の注意事項

作業開始は、朝露や降雨後の露が消えてから行います。

倒伏や病害虫等の被害が激しいほ場は、全体の品質低下を防ぐために他と分けて収穫、乾燥、調製します。

適正な乾燥・調製

乾燥ムラの防止

高水分籾(水分25%以上)のコンバイン収穫では、わら屑や枝梗等の籾以外の物が混入し易いので収穫時の選別に注意します。

また、高水分籾の場合は、初期の乾燥を通風乾燥し、ある程度水分が低下してから加温するなど乾燥ムラが生じないように気をつけましょう。

※枝梗…籾に付いている小さな枝のこと。

過乾燥の防止

米の過乾燥は形質や食味が劣ることや経費の増加など損失が大きいので、適正な水分に仕上げるためには、乾燥機等の水分計を調整するとともに測定回数を増やすなど過乾燥防止に努めましょう。

一般に、青米の混入が多いと水分の戻りがあり、青米が少ないと乾燥時より水分が低くなるので、気をつけましょう。

胴割米の防止

乾燥による米の胴割の要因は、米粒内の水分差によって生じる歪みによるものであり、これは、乾燥速度と深い関係にあります。乾燥機の説明書を再度熟読して、適正な乾燥(※乾減率(0.8%WD/時))を行いましょう。

※乾減率・・・1時間当たりの水分減少の割合のこと

〔ひとこと〕もち米が「はぜる」には!

一般的に循環型の乾燥機で、うるち米と同じように乾燥すると透明で、うるち米と同じようになってしまい、もち米が白い玄米にならないことがあります。もち米を「はぜる」ようにするには、乾燥途中(籾水分18%以下)で12時間位休止して、再び乾燥(14・5%前後)すると「はぜる」割合が多くなるといわれています。試してみてください。

うるち玄米の品位基準

項目

等級
最低限度 最高限度
整粒(%) 形質 水分(%) 被害粒、死米、着色粒、異種穀粒及び異物 異物(%)
計(%) 死米(%) 着色粒(%) 異種穀粒
もみ(%) 麦(%) もみ及び麦を除いたもの(%)
一等 70 1等
標準品
15.0 15 7 0.1 0.3 0.1 0.3 0.2
二等 60 2等
標準品
15.0 20 10 0.3 0.5 0.3 0.5 0.4
三等 45 3等
標準品
15.0 30 20 0.7 1.0 0.7 1.0 0.6
  • ※規格外…一等から三等までのそれぞれの品位に適合しない玄米であって、異種穀粒及び異物を50%以上混入していないもの
  • ※整粒とは、対象とする米から、欠け米、割れ米、死米、未熟米、異種穀粒などを除いたものをいう。

営農部  酒井 啓
広報誌「なごみ」2010年9月号掲載


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