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2010.06.15 更新

果樹温室ぶどうの栽培管理

 

硬核期

無加温栽培のマスカットは、開花後30日には硬核期を迎えます。硬核期までに完了する作業は終了していますか?

摘房や新梢数の調整等は、硬核期までに実施し、硬核期には、生理障害の軽減の為にも避けるようにしましょう。

一方、硬核期には根の伸長が旺盛で、この時期に根を多く作ると果粒軟化後の果粒肥大や糖度上昇が優れます。樹勢の弱い樹は硬核期までに適正結果量(1坪当たり7kg)以下にしましょう。

生理障害対策

1.遮光すると効果的
図1 遮光ネット(遮光率30%)の高温抑制効果

アレキの場合、硬核期の後半に入ると、梅雨の中休みや降雨後の晴天等、一変して晴天になるような場合に生理障害が発生し易くなります。直射日光の当たる房への日覆いを行うことや、寒冷紗の設置、石灰乳・遮光剤の散布がハウス内の急激な温度上昇を抑え効果的です。なお、遮光程度が強すぎると日照不足となるので気をつけましょう。果粒軟化後は果粒肥大の為に遮光資材は除去しましょう。(図1)

2.土壌水分は一定に

硬核期後半の土壌水分の急変は、生理障害の発生を助長します。一回の潅水量を少な目にして、回数を増やし土壌水分を一定に保ちましょう。降雨が続く場合、潅水が出来ず乾燥している園が目立ちます。乾燥後の潅水は土壌水分の急変になりますので、天候を見ながら定期的に潅水を行いましょう。(図2)

図2 土壌水分が適切に含まれている場合(A)と水分不足の場合(B)の日中の果樹の生理
3.新梢管理は早めに

新梢管理も同様に、新梢の切除や強い摘心は生理障害の発生を助長します。新梢がいつまでも伸びる場合には、早め早めの摘心により極端な管理を避けましょう。管理が遅れたり、見残しで伸びている場合には、棚下に下げる等して刺激を与えないようにしましょう。

新梢の伸長は、硬核期の頃には徐々に停止するのが望ましく、遅くまで延びる樹は、樹の広がりや施肥量・施肥時期・肥料の銘柄等を検討しましょう。枝の遅伸びは、根の伸長を抑え、品質の低下に繋がります。

4.硬核期間中の摘房は避けましょう

摘房や極端な摘粒は果粒軟化後に行い、硬核期間中は避けましょう。この時期に、簡単な玉直し等果粉を落とさない様に行っておくと、生理障害果の除去や、房の仕上げが楽になります。

5.換気の徹底

全面開放されていると思いますが、少しでも通風を良くすることで、葉の働きが高まります。循環扇等で降雨時や高温時に空気を撹拌しましょう。但し、房に直接強い風が当たると生理障害を助長しますので注意してください。

梅雨の期間中の管理が品質に大きく影響いたします。病害虫防除とともに、品質の向上を主体に、健康管理にも気をつけて、頑張りましょう。

営農部  河田 義一
広報誌「なごみ」2010年6月号掲載


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