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2010.05.15 更新

水稲水稲の本田準備と田植作業

 

1.本田準備

(1)代掻き

代掻きには、田んぼの表面を柔らかく均平にして田植えをしやすくする。作土の表面にある稲株・ワラ、雑草などを埋め込む、水持ちをよくし、除草効果を高める、土壌窒素の無機化を促進するなど、いろいろな役割がある。

代掻き作業の精粗は、除草剤の効果を左右し、田植えの速度、植付け精度に直接影響する。代掻きを過度に行うと土壌の団粒構造を著しく壊し、通気性や透水性を損なって根腐れなど弊害を起こす。したがって、均平に重点をおいて、練りすぎないことが重要である。

代掻き作業の水深は、耕うんした土壌が少し見える3~5cm程度とする。深水は、代掻き作業としては、やりやすいが均平が得られにくく、また麦跡では、すき込んである麦稈が浮き上がりやすい。

田植えは、代掻き後1~数日後、田面の硬さが羊かん状になってから行う。

(2)基肥施用

基肥の施用方法には、全層施肥、表層施肥、側条施肥などがある。

側条施肥は、稲の株元に局所施用でするので、肥効が高く施肥量を2~3割減で調整する。

表層施肥は、比較的肥効が早く、緩効性の肥料に適している。

一般の肥料では、藻類の発生があるので、注意する。

注意点◇肥料は、通常の高度化成肥料の他に緩効性肥料や有機質入り肥料と種類も多く、窒素の成分も違うので、各肥料の特性と田の条件を総合的に考慮して、選ぶようにしましょう。

2.田植作業

(1)初期防除として育苗箱施用があり、発生する病害虫によって薬剤を選択する。(表1)

表1

区分 葉いもち 紋枯れ病 ウンカ・ニカメイチュウ コブノメイガ イネツトムシ フタオビコヤガ
ビルダープリンス      
ビームアドマイヤースピノ  
フルサポート

(注)いずれの剤も、田植後3〜4日間は河川に流出しないようにしましょう。

(2)田植え作業の留意点

田植え機の走行を滑らかにし、適正な植付け姿勢が保たれるように水深1~2cm程度までに落水しておく。土が柔らかすぎると植付け深さが深くなりやすく、フロートによる土の流動も多くなり埋没株が発生しやすいので、このような場合は作業速度を遅くして埋没株の発生を少なくする。

逆に、硬い場合は浮き苗の発生が多くなるので、走水をして田の表面が滑らかになってから作業をはじめる。

(3)植付けの深さ

植付けの深さは、2~3cmとする。

(4)植付け密度(裁植密度)

各地域及び各品種の裁植密度とする。前年紋枯れ病の発生が多かった田は、畦際の仕上で横植えするときは株間の間隔を広めにして、条(株)間の風通しを良くするように心掛ける。

(5)1株の植付け本数

1株の植付け本数は、3~4本になるよう厳守する。

3.本田初期管理

水の役割として、保温効果がある。寒い時は田植え後3~4日間程度は水深3~5cm程度に管理して、新根の発生を促す。

活着(新葉が出る)後は、浅水管理とするが、除草剤の散布時期も考慮する。

中北部では、かん水の時刻は、気温と水温との差がなくなる夕方から早朝とし、日中は、水の出入りを止める。水深は浅いほど水温の上昇には有利であるが、気温の低いときや風の強いときは、深水にして稲を保護する。特に、生育量の確保しにくい中北部や山間地・冷水がかりの水田では、気温の推移を見ながらきめ細かい水管理を行って保温に努めることが大切である。

営農部  酒井 啓
広報誌「なごみ」2010年5月号掲載


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