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2010.04.15 更新

園芸シキミの切り枝栽培

 

シキミは身近の山地に自生するシキミ科の常緑広葉樹で、古くから仏花として利用されています。適地は西日の早く陰る半日陰で、やや粘土質で排水のよい畑地を好みます。栽培する場合、周辺に自生しているかどうかを確認し、適地に植えましょう。

作型

作型

育苗

繁殖方法には実生と挿し木がありますが、実生の方が大量の苗木を増やすことができるので一般的です。少量の苗木を植えつける場合は挿し木の方が簡単です。

植え付け

苗木は実生で2~3年生苗、挿し木では1~2年生苗で50~60cmの大きさの苗を植えつけます。植え付けは4月下旬~5月上旬で晩霜の心配が無くなってからが適期です。植え付けの2~3ヶ月前には完熟堆肥(肥料分のないもの)を1a当たり300kg程度施用し、深耕しておきます。1ヵ月前ごろに元肥(有機園芸654など)を15kg程度施用します。植え付けは畝幅120cm、株間90cmを標準とします。深さ5cm程度の浅植えにします。定植前に植え穴にたっぷり潅水しておき、活着を促します。

施肥

1a当たりの施肥例を表1に示します。追肥は3月、10月を中心に施用します。梅雨期に肥料が効きすぎると軟弱な枝で徒長しやすくなりますので6月の追肥は注意してください。寒肥として、堆肥など有機物の施用も効果的です。

表1 1a当たり施肥量

区分 肥料名 施用時期
3月 6月 10月
幼木園 サンコーシリカ888又は有機園芸ペレット977など有機緩効性肥料 5kg 5kg 12kg
成木園 12kg   12kg

植え付け後の管理

定植時には黒ポリマルチやわらを必ず敷きます。2年目からは、梅雨明け後に乾燥防止のため敷きわらをしっかり行います。除草対策として雑草発生前にはトレファノサイド乳剤やスナップショット粒剤、雑草発生後は樹木にかからないようにバスタ液剤を散布します。

仕立て方法

低木仕立て法と高木仕立て法がありますが、一般的には高木仕立てを行います(図1)。定植3~5年で、1.5~2mに伸びた頃、立った強い側枝を3本残して、地上1m前後の部分を台刈りします。残した側枝が1mくらいに伸びたら15cm程度まできり詰めて、そこから再び伸びた立ち枝を3本残してこれを切り枝とします。その後も同様に整枝します。

枝を下垂させると軟弱で、葉面が表面だけに向き、切り枝として不向きとなります。

芽摘み

図1 シキミの整枝・せん定(高木仕立て)

7月に頂芽が1本だけ伸びて、間伸びした枝は生長点から20~30cmのところから摘み取ります。又、10月末頃、遅くに伸びた芽も先端を摘み取り、側枝を伸ばすようにします。


病害虫防除

最も被害が多い害虫はシキミグンバイムシです。葉裏を黒く汚し、葉の表を白くカスリ状にします。その他に、サビダニ、ハダニ類、アブラムシ類、アザミウマ類、ハマキムシ、エダシャク類などの害虫と炭そ病などの病害が発生します。防除薬剤はスミチオン乳剤、アグロスリン乳剤、コテツフロアブル、トップジンM水和剤などが使用できます。

収穫

植え付けてから3年目頃から切り枝します。長さは60~80cm、3~5本程度(1束約400g)を1束とします。

営農部  土師 利和
広報誌「なごみ」2010年4月号掲載


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