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2009.09.15 更新

果樹長雨の反省と対策

 

モモ

モモでは、核割れが原因の扁形果、裂皮の多発、糖度の上昇の低下など多くの問題が発生しました。根は長期の降雨と日照不足により、軟弱な根になっています。一方枝の方は、伸長がいつまでも続き、軟弱徒長しています。また、二次伸長した枝が多くみられます。

今後天候が良くなり、光合成が進み、貯蔵養分が蓄積してくれることを期待しています。

しかし、一度傷んだ根はなかなか回復しないため翌年への対策を十分に実施いたしましょう。

1.排水対策

樹列間に暗渠排水を実施するとともに、盛土と併せて明渠排水を実施しましょう。

2.秋季剪定
図1 徒長枝

夏季降雨で枝が遅くまで伸びています。特に樹冠内部に徒長枝が多発しています。【図1】

徒長枝を剪除するには、今年の場合には、なるべく早い時期が良いでしょう。その際に基部を10~15㎝残して切ります。残した切株から翌年良い結果枝が発生することが期待されます。

また、徒長枝の剪除は一度に行うのでなく10日位の間隔で二度に分けたほうが、樹にストレスが少なく良い結果になります。

秋季剪定は徒長枝の剪除だけでなく、整枝、剪定を含めて実施いたします。

一方、葉のある時期に剪定することは、樹を弱めることになるので、むやみな秋季剪定は慎みましょう。

3.礼肥の施用

礼肥は、チッソ成分で1~2㎏を施します。また、三要素が入った化成肥料が良いでしょう。

4.病害虫防除

せん孔細菌病、クワシロカイガラムシ、モモハモグリガ、ナシヒメシンクイムシなどを対象に、早い時期にビスダイセン水和剤500倍液、スプラサイド水和剤1500倍液を散布しましょう。

また、9月下旬にはせん孔細菌病を対象にICボルドー412 50倍液を散布しましょう。

ブドウ

ブドウでは裂果、着色不良、根傷み、病害の発生など困難な年になりました。

1.裂果防止対策【図2】
図2 裂果

裂果は着色始めから、収穫期の遅くまでチッソ肥料が効き、果粒の肥大が続くと発生いたします。本年のハウス栽培では、着色期間中降雨が多く、果粒が肥大し裂果したものです。

裂果を少なくするために、ハウス内に水が入らないようにすること。

土壌中の水分の変動が少なくなるよう、排水対策を十分にしておくことが大切です。また、定期的な潅水をして、土壌水分の変動を少なくしましょう。

最も大切なことはチッソの遅効を防止することです。チッソの効き過ぎは、いつまでも着色が進まず、果粒が肥大し裂果が起こります。結果量を適正にし、着色が急激に進むようにしましょう。

2.着色対策

裂果対策と同じことが言えますが、チッソ遅効ぎ、結果量の多過ぎ、大粒や大房も着色不良を招きます。

適正結果量に努めると共に、枝が遅伸びにならないよう、摘梢や摘心を実施し、着色始め以降は枝が伸びてない状態にしておくことが大切です。

3.病害虫防除

収穫後褐斑病、さび病、晩腐病、クワコナカイガラムシなどを対象にビスダイセン水和剤1000倍液、スプラサイド水和剤1500倍液を散布しましょう。

営農部  梶谷 和弘
広報誌「なごみ」2009年9月号掲載


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