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2009.08.13 更新

水稲水稲出穂後の管理

 

本年の育苗期は降水量が非常に少なく、梅雨期の降雨量も少ない状況で推移しましたが、水稲前半の生育は比較的順調ではないかと思われます。

水稲作では後半の管理が収量・品質に大きな影響をもたらします。

今後の天候状況を十分把握して、適切な管理を実施することが大切です。

1.水管理について

登熟期

出穂前後は、最も水を必要とする時期で、やや深水管理とします。

出穂期以降、気温、水温とも高く、根は活力が低下し始め、根腐れも起こしやすくなります。このため、土壌中に酸素を送ってやる必要があります。

「間断灌漑(3湛4落)」「掛け流し」などにより、土中へ酸素の供給や水温の低下を図り根の活力を維持することが大切です。怠ると下葉の枯れ上がりが多くなります。

落水期

出水後30日頃が落水期とされています。登熟歩合、千粒重のことを考えると35~40日後までが好ましいと言われています。

あまり早い時期に落水を行うと、枯れ熟れや胴割米、未熟粒の発生に繋がります。

天候や土質・ほ場の乾湿状態により異なりますが、秋落田・痩せ地・漏水田では遅くし、湿田・肥沃地ではやや早目とします。出来れば収穫の10~14日前頃まで足形水、足が湿る程度の水分を保持しましょう。

 

2.病害虫防除について

薬剤散布は、穂ばらみ期と穂揃い期の2回を基本とします。出穂期に防除を行う場合は、花が咲く午前9時から午後1時頃は避けたほうが良いでしょう。

使用薬剤については、栽培暦を参照してください。

基幹防除

出穂直前…いもち病・紋枯病・もみ枯細菌病・ウンカ・フタオビコヤガ・ニカメイチュウ等を対象とします。

散布薬剤は、ホクセット粉剤DLやハスラーS粉剤DLなどです。

出穂後(穂首出揃期)…穂いもち病・穂枯れ・ウンカ・カメムシ等を対象に散布します。

散布薬剤は、ブラシンジョーカー粉剤DLです。

出穂期・成熟期(目安)

  幼穂形成期 出穂期 成熟期
朝日
アケボノ
8/8 9/2 10/23
ヒノヒカリ
吉備の華
8/2 8/27 10/9
コシヒカリ
あきたこまち
7/10
7/5
8/5
8/1
9/10
9/5
随時防除

基幹防除を実施したが、その後病害虫が多発した時は早期発見による防除が大切です。

いもち病
カスラブサイド粉剤DLかブラシン粉剤DL等を散布します。
紋枯病
バリダシン粉剤DLを散布しましょう。
ウンカ
トレボン粉剤DLを早目に散布します。

なお薬剤散布にあたっては、飛散にはくれぐれも注意を払い、特に隣接して野菜畑や果樹園がある場合、地域でよく話し合って薬剤散布を行ってください。また、粒剤体系を組むこともひとつの方法です。

 

3.台風対策

近年、台風による被害は少なくなってきていますが、油断せず被害は最小限にしたいものです。

台風通過時には、穂や茎葉どうしが擦れ、損傷したり倒伏したりすることによって減収に結びつくことがあります。台風の通過が予想される場合には通過前後、出来るだけ深水にして、稲が揺れたり、倒れたりすることを抑えます。

倒伏した場合、穂が水に浸かっているところでは直ちに落水し、となりの株の上に穂を持ち上げるなど少しでも早く穂が乾くように努めます。

白葉枯病

台風の通過後には発生しやすい病気です。常習発生地ではオリゼメート粒剤やオリブライト1kg粒剤を散布し、被害発生を抑えます。

 

営農部  本田 隆志
広報誌「なごみ」2009年8月号掲載


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