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2009.07.15 更新

果樹モモ(中晩生品種)の収穫期の品質向上対策

 

気象庁(広島地方気象台)が5月25日発表した3ヶ月予報よると、7月の天気は、平年と同様に前半曇りや雨の日が多く、後半は晴れの日が多いようです。気温は、平年並か高く(平年値26.9℃)。降水量は平年並(平年値160mm)だそうです。

今年は「6月9日に梅雨に入ったと見られる」と気象台から発表がありました。平年の梅雨明けは7月19日頃ですが、今年の梅雨明けがいつになるのか、その時期までの天気、降水量がどの程度になるのかによって管理のやり方は異なります。

清水白桃の生理落果は、満開80日頃(満開が4月7日の場合には6月26日頃)に、ほぼ終了します。修正摘果は終わっていますが、7月中旬には、成熟期を迎え収穫も始まりますので、収穫までの管理と収穫期の注意点について紹介します。

気象状況

新梢管理

樹勢が強く、枝が遅伸びしている樹は、数回に分けて新梢を切除し、樹幹内部の果実に日光が当たるように、枝管理(夏季剪定等)を行います。枝が遅伸びしている樹は、次年度の施肥等基本的な計画を見直しましょう。

支柱と枝吊り

成熟期は、果実の重さで主枝や亜主枝にかなりの荷重が掛かります。主枝や亜主枝が下がると、果実への日当たりが悪くなり品質の低下を招くので、支柱や枝吊りで枝を整えて、日当たりを確保しましょう。また、荷重が思う以上に掛かる場合、支柱や枝吊りで枝折れを防止しましょう。

防水マルチ

成熟期に多量の雨が降ると、果実が余分な水を吸って糖度の上昇が抑えられ、品質が低下します。従って成熟期に雨が多いと予想される場合には、防水性のあるマルチを設置して糖度の低下を防ぎましょう。

時期としては収穫前2週間が望ましいが、天気予報等を参考にして取り組んで下さい。

収穫

モモは成熟が進むほど、果実も大きく糖度が高くなり食味も向上しますが、その反面、果肉が軟らかくなり傷みも発生し易くなります。従って傷みが発生しないで、食味の優れた果実を出荷する為には、熟度の見極めが重要となってきます。

1.成熟

モモは主枝、亜主枝の先端部や日当たりの良い所から成熟を始めますが、年により天候に左右され、一気熟れの現象が出る場合もあるので、収穫初めを細かく観察してください。先端部が熟れ始めたら収穫開始となります。

2.収穫の目安

収穫は果実の硬さと果皮色で判断しますが、選果方法によって収穫時期が異なります。機械選果は手選果に比べて収穫時期は早くなりますが、最近ではフリートレイ方式の選果機が主流になっておりますので、選果場ごとに目揃い会等で統一してください。

  • 未熟:果皮全体に緑色が残る。
  • 機械選果熟度:果頂部の緑色が消失しわずかに紅をさす。
  • 手選果熟度:果頂部から赤道部まで緑色が消失し果梗部に緑色が残る。
  • 完熟:果梗部の緑色が消失し収穫時に手形が着きロスが出易くなります。
3.出荷・調整

果実温度の低い早朝に収穫し、持ち帰った果実は風通しの良い涼しい場所に保管します。作業場にクーラーを設置している所もありますが、速やかに調整作業を行う必要があります。

夏果実の場合、早朝に収穫することでその後の日持ち(店持ち)にも大きく影響があります。

  • モモの品質向上には、気象の悪影響を少しでも回避する管理が必要ですが、樹体を健全に保つことが重要です。土壌の水分管理や、受光条件を改善して、高糖度で外観も優れた高品質な果実を生産しましょう。

営農部  河田 義一
広報誌「なごみ」2009年7月号掲載


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