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2009.05.15 更新

果樹桃の生理落果防止対策と高品質生産

 

枝の伸長が満開後60日(6月上旬)頃にはほぼ伸長停止(伸長停止率80~85%)すると、生理落果が少なくなります。また収穫前にほぼ全ての枝が伸長停止する樹では糖度が高く品質の良い果実が生産されます。

今回は生理落果を防止するための摘果方法について述べます。成熟期までの葉数増加や受光条件を見計らって着葉数の見当をつけ、過剰な果実を摘果します。摘果時期が早いほど、果実肥大が促進されます。生理的落果の少ない品種では2~3回、多い品種では3~4回に分けて摘果します。【表-1】

表-1   摘果の目安

(10a当たり)

品種/区分 第1回摘果 第2回摘果 第3回摘果
時期
(満開後)
残す果実数 時期
(満開後)
残す果実数 時期
(満開後)
残す果実数
早生品種 20~30日 30,000~
36,000
40日まで 15,000~
18,000
中生品種 20~30日 26,000~
32,000
45日まで 13,000~
16,000
中・晩生品種 20~30日 22,000~
28,000
45日まで 11,000~
14,000
   
清水白桃 20~30日 22,000~
28,000
45日まで 15,000~
19,000
70~80日 11,000~
14,000
白桃 20~30日 22,000~
28,000
45日まで 15,000~
19,000
70日ころ 11,000~
14,000
白麗 20~30日 22,000~
32,500
70日ころ 11,000~
14,000
   
ゴールデンピーチ 20~30日 22,000~
26,000
45日まで 11,000~
13,000
   

予備摘果

1.時期

満開後20~30日ごろ実施します。早く行なうと、清水など核割れし易い品種では、核割れの危険性が高くなります。

2.程度

適正最終着果量の2倍程度残します。

3.方法

上側に向いた果実、結果枝の基部や頂部に着生した果実を取り除きます。

仕上げ摘果

1.時期

早生品種は満開40日までに実施します。中生~極晩生品種は満開後45日までに実施します。早く行なえば果実肥大は良好になりますが、核割れの危険性が高くなります。

2.程度

適正最終着果量に摘果しましょう。ただし、生理的落果しやすい品種は目標着果量よりやや多く残します。

3.方法

健全果で、中庸の大きさで緑色が濃く、さえのよい果実を残します。結果枝の中間からやや先で新梢のでている葉数の多い部位の果実を残します。強勢な結果枝(長果枝など)日照量が多い部位はやや多めに残します【表-2】

扁肉程の非常に少ない大きな果実は双胚果で、生理落果しやすいので摘果します。【図-1】

図-1 扁肉程度による摘果果実の見分け方

表-1   摘果の目安

(5月下旬)

品種 1果当たり葉数
早生品種 20~30
中生品種 25~35
晩生品種 30~40
 

清水白桃の仕上げ摘果

清水白桃では核割れによる生理落果が発生しやすいので、満開後45日頃までに最終着果量の1.2~1.5倍程度にし、生理落果がほぼ終了した満開後75~80日に修正摘果を行い、適正着果量にします。

白麗の仕上げ摘果

白麗も核割れによる自然落果が多発しやすいので、予備摘果で残した2.2~2.5倍程度の着果量を生理落果がほぼ終息する直前の満開後70日に仕上げ摘果し、適正最終着果量にします。

営農部  梶谷 和弘
広報誌「なごみ」2009年5月号掲載


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