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2009.04.15 更新

菜園大豆(黒大豆)安定多収にむけて

 

大豆栽培に於いて「作業はメニューどおりやっているのに結果が伴わない」とか「手抜きをしていないのに単収がだんだん落ちてきている」といった声が聞かれます。

大豆の安定多収技術の要因としては

  1. 大豆はあらゆる作物の中で窒素吸収量が最も多く、如何にそれを供給するかによって収量が支配されています。
  2. 発芽の良否が大豆の生育と収量に大きな影響を及ぼします。
  3. 大豆の生育には土壌の通気性が重要です。
  4. 中耕・培土の意義の再検討等を中心に自己の栽培を見直してください。

前述の1、3については有機物の施用が大きな影響力を持っています。

大豆作における有機物の施用

そこで、有機物の施用について考えてみましょう。

黒大豆は窒素を約20kg/10a程度必要とする作物です。地力及び根粒菌を最大限に活用しながら、黒大豆の増収を行おうとすれば、地力の不足分を有機物及び肥料で補うことになります。また、大豆は開花期を中心に窒素要求量の最も多くなる作物です。

土壌の全窒素が増加すると…

開花期着莢数及び子実量が増大します。

有機物を施用すると…

窒素要求量の多い開花期(8月上旬)を中心に子実肥大期(9月上旬~10月中下旬)まで無機態窒素の発現量が高く推移します。

堆肥を連年施用すると…

土壌の全窒素含量を高めることが出来ます。

以上のようなことで無機態窒素をタイミングよく与えれば莢数の確保と莢の充実が図られ多収に結びつきます。しかしながら、有機物、地力等から窒素供給が十分でない土壌では、無機態窒素を長期間供給する一つの選択肢として、元肥に大豆化成を施し、肥効調節型肥料を倍土期後半(7月中旬~下旬)に施用するといいとされています。

(肥効調節型肥料:被服尿素100日型、例えばLPコート100のような肥効特性をもつ肥料)

堆肥施用による大豆への期待効果は、【表-1】のとおりです。

表-1   堆肥の施用効果

土壌の変化 団粒構造の発達
(保水力の向上、通気性の向上)
連作障害 連作施用することにより、地力の維持又は増大が図られ連作障害を軽減することに繋がる。
大豆の生育 団粒構造の発達、地力の向上により次の事が期待できる。
  • 根の発達が良くなり、根数も多くなる。
  • 倒伏の軽減。
  • 莢数が増加傾向となり上位節まで着莢する。
  • 粒の肥大もよくなる。
収量 大豆の生育の良好なことが期待できるから多収が期待できる。

次に収量に及ぼす要因として連作障害があります。

連作障害とは、同じ所に同じ作物を作り続けると生育が悪くなったり収量が上がりにくくなったり特定の病気が発生しやすくなる現象です。大豆における連作による病気の主なものに「黒根腐病」「茎疫病」などがあります。病気の対策としては連作しないに越したことありませんが、やむを得ず連作する場合は、少しでも作柄を安定させるための堆肥の施用(連年1~3t/10a)を1ヶ月前までに行い深耕のうえ、排水対策にも徹底することが望ましいとされています。

堆肥の施用は土作りを大きな目的とします、大地が健全で力に満ちていれば、作物の品質・収量ともに向上することがうかがわれ、同じ作物を長く栽培することにも融通が利くようです。

このような取り組みにより、少しでもほ場の改善につなげ、いい大豆・黒大豆の生産に結びつくことを願います。

営農部  本田 隆志
広報誌「なごみ」2009年4月号掲載


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