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2008.12.09 更新

果樹落葉果樹の冬期管理

 

果樹の冬期管理は、次年の果実生産の基礎となるので、適期に適切な作業を行ないましょう。

強せん定をさける

モモは、若木・成木ともにせん定が強くなり過ぎると、強勢な枝が遅伸びして、品質に悪影響を及ぼします。受光面から大きな支障が生じない範囲で、枝を多めに残すようなせん定をしましょう。

密植園では、強せん定となりやすいので、間伐・縮伐を行って、残す樹全体への日当たりをよくします。

ブドウ類は、短しょうせん定を前提としているので、幼木の育成時期に、亜主枝数を多くし、1樹当たりの樹の広がりを大きくし、強せん定にならないようにします。

ナシは、主枝・亜主枝の先端をできるだけ立ててやり、徒長枝の発生を少なくします。

土の乾燥を防ぐ

冬期間は比較的降雨が少なく、土が乾きやすいので、かん水を行って、適湿を保つ必要があります。土が乾燥傾向になると、施用した肥料の分解と吸収が進まず、肥料、なかでもチッソが遅効きとなり、枝葉が遅伸びして良品生産ができなくなります。冬期は水分の蒸発散が少ないので、生育期間よりかん水間隔を長くし、かん水量も少なめでよいでしょう。

土中の養分を活かす

各果樹ともに土の養分をみると、リン酸・カリが過剰に集積して、効かない状態になって、他の養分との釣り合いも悪くなっています。

一般に果樹園で根が多く分布している所は、耕起しないため、地表面に施した肥料などは、雨水で下層に移動する以外の肥料成分は表層に残ります。特にチッソより吸収量の多いリン酸やカリが集積するようです。ところが、マグネシウムは不足している園地が多く、欠乏症状がみられます。

こうした傾向は、現地のモモ・ブドウ類でも土の診断結果からはっきり現れています。

降雨を遮断しているハウスブドウでは、土の養分の過剰な集積と養分間の釣り合いの悪いのが目立ちます。蓄積した養分をよみがえらせ、養分の釣り合いをよくするためには、太根を切らないようにして、溝状やタコツボ状の部分深耕を計画的に行って、空気や水の通りをよくすることが必要です。

苗木の植えつけ

モモは、地温が5℃くらいになると、新根が伸び始めるので、12月中に植つけを終えましょう。

新植・改植ともに盛土を行って植えつけ、以降乾燥しないように、敷わら・かん水を行います。改植園では、古根を入念に除いて植えましょう。

ブドウ・ナシは、寒さの影響を受けやすいので、厳冬期が過ぎた発芽直前に植えます。ただしハウス内では、寒さの影響を受けにくいので、12月植えも可能です。モモと同様に盛土を行って植え、土の乾燥を防ぎます。

病害虫駆除

1.枯死枝のせん除

せん定の際に枯れた枝は入念にせん除し、病害虫の越冬源を少なくすることが大切です。また、病気にかかっている枝や芽があれば、強せん定にならない範囲で除去すると、発生源の減少につながります。

せん定の際にできる太めの切り口は、保護剤を塗布して、病菌の飛散、侵入を防ぎ、切り口のゆ合をよくしましょう。

2.落葉の処分

ブドウ類の褐斑病・べと病・ナシのうどんこ病・黒星病などは、次年の発生源となるので処分しましょう。

3.粗皮削り

コナカイガラムシ類・ダニ類・ケムシ類は、粗皮下で越冬するので、粗皮剥ぎを行なって、休眠期防除を行ないます。

4.休眠期の薬剤防除

モモは、12月の暖かい無風の日を選んで、機械油乳剤95の20倍液を、ナシは2月中旬頃に散布します。

ブドウ類は、発芽前にベントーレT20水和剤200倍液へ石灰硫黄合剤7倍液を加用し、温室ブドウは、オマイト水和剤1000倍を各々散布します。

営農部  桑田 健吾
広報誌「なごみ」2008年12月号掲載


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