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2008.11.21 更新

水稲水田の土づくり

 

本年の出穂最盛期は、9月15日現在(9/30発表)の作況でみると、7月上旬以降の高温多照により3日早く、穂数は籾数ともやや多く見込まれています。

本年は病害虫も少なく、台風の影響も少なく天候に恵まれた比較的栽培しやすい年であったと思われます。しかし、このように恵まれた年ばかりではないのが、農作物の栽培環境です。

米についても同様で、しかも良質米を求める情勢であるのは既知のことでしょう。良質な米生産には、品質の選択・適正な肥培管理・適期防除など必要な条件はありますが、その中でも基本の一つとして土づくりがあげられます。

「イネは土でつくれ」といわれるように、稲作にとって地力は大きな要素の一つです。水稲の収量は地力に依存する割合が60%前後と大きく、中でも土壌有機物の割合が大きくなっています。

作物が生育する体を支え、養水分を吸収する根を取り巻く環境を整えることが「土づくり」です。

どんな土壌環境が必要かチェックしてみましょう。

  • 作土が浅く、土が硬くなっている。
  • 排水、透水性が悪い。
  • 毎年収量が上がらない。収量が変動しやすい。
  • 秋落ちを起こしやすい。
  • ごま葉枯れ病等の病害を起こしやすい。

以上の事が一つでも当てはまるようであれば、「赤信号」です。

土づくり対策

1.稲わらのすき込み

現在の地力を維持するため、可能な限り全量すき込みます。腐熟推進のためには、石灰窒素10aあたり20㎏の施用が有効です。

2.堆肥施用

堆肥の種類によって効果や肥効に差異がありますが、一般的には10aあたり1~2tの施用が目安です。未熟堆肥の春施用や多量施用は水稲の生育障害の原因につながることもあるので注意が必要です。

3.深耕による作土層の改善

深耕:目標18㎝

作土が浅くなりがちなロータリー耕は、耕盤層が厚く硬くなっている傾向があります。プラウやパワーディスクによる反転耕が有効です。ロータリーによる場合、トラクターの速度を落として深耕しましょう。深耕すると透水性が良くなるだけでなく、耕盤層に集積している鉄やケイ酸などの養分が再び作土に戻り、土が若返ります。しかし一度に強度の深耕を進めると、上層の地力の高い土を下層に送り込むことになるので、年に2~3㎝位づつ進めていきましょう。

4.乾田化

排水の悪い田については、秋・冬期に補助暗きょ・明きょにより、乾田化に努めましょう。

5.秋落ち水田の改良
  • 砂がちな水田:フェシカなどの土作り資材の施用が効果的です。
  • 日持ちの悪い透水性の高い水田:ベントナイトの施用が効果的です。
6.各種土づくり資材の施用
  • ケイ酸質資材:葉茎を堅くし、根の活性を高め、秋落ちを防止します。稲熱病・ごま葉枯れ病への抵抗が高くなります。
  • 石灰:根の発達に重要で、土壌の酸度を中和します。
  • 苦土:葉緑素の成分です。
  • マンガン:秋落ち防止の効果があります。特にごま葉枯れ病の軽減に役立ちます。

主な耕土培養資材

  • とれ太郎(ケイ酸りん肥)
  • フェシカ(ケイカル・鉄成分)
  • ケイカル(ケイ酸・苦土)
  • ミネカル(鉄・ケイ酸・苦土など)
  • ミネG(ケイ酸・鉄等微量要素)
  • みつかね(ケイ酸・苦土・石灰・マンガンなど)
  • アヅミン(腐食酸など)
  • パワーセブン(ケイカル・溶リン・腐植酸)
  • 豊作エース(粒状ケイカル・粒状苦土重焼燐)
  • 地力アップ(ケイ酸溶燐・ケイカル)

営農部  本田 隆志
広報誌「なごみ」2008年11月号掲載


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