JA岡山西

好奇心がエネルギーあなたと私のJA岡山西




営農事業

営農情報

2008.10.14 更新

果樹モモの土づくり

 

新植園や既成園で樹勢の弱った樹では、土づくりをしましょう。
土づくりの目標は次のとおりです。

表-1   物理性の改良目標

有効土層の深さ 50cm以上
地下水位 地表下100cm以下
ち密度
(山中式硬度計)
20mm以下
気相率 15~25%
透水性 10-4cm/sec以上

表-2   化学性の改良目標

pH(H2O) 5.5~6.0
pH(KCI) 5.0~5.8
可給態リン酸 20~30mg/乾土100g
交換性カリ 20~30mg/乾土100g
交換性石灰 150~200mg/乾土100g
交換性苦土 25~50mg/乾土100g
腐植含量 1~2%程度
 

新植園のほ場の準備

暗きょ排水施設を植列下に設置します。深さは0.8m程度とし、勾配を1/150以上にします

樹冠には明きょを設置し、表面水を排出します。

植穴は直径1.0~1.8m、深さ30㎝程度とします。植穴1m2当たり完熟堆肥20~30㎏、熔りん1~2㎏、苦土石灰(土壌診断してphが5.5~6.0になる必要量)を施しましょう

植付け後、土が下がっても深耕にならないように、高さ20~30㎝程度の盛土をします。

深穴の準備及び施肥は遅くとも植付け1ヶ月前には完了しましょう。

既成園の土づくり

図3 タマネギ苗の診断

深さ40~50㎝の溝を堀り(排水の良い土壌では部分深耕でもよい)、完熟堆肥を毎年1~2t/10a程度投入します。樹間深耕は根を大量に切断するので、一度に行わず3~4年に分け、計画的に実施しましょう。機械が入らず、深耕できない園では表面に毎年完熟堆肥を施用します。

土壌診断を行い、土壌改良を目標に従って、りん酸資材と石灰質資材を必要量施用します。排水不良園は裁植列の間に明きょと暗きょを設置します。

 

表層管理

土壌の流亡を最小限に抑え、モモ樹と草の養分競合を極力さけるため、平坦地、緩傾斜地では敷わら+清耕法、傾斜地では部分草生+敷わら法にしましょう。

敷わらは樹冠面積1/2程度とし、梅雨明け直前に行うのが良いのですが、作業上早い時期に行う場合には、晩霜時期が過ぎたころから行いましょう(早いと霜害を受けやすく、地温上昇が遅れて発芽が遅れる)。

草生は土壌流亡を防ぐ良い方法ではありますが、モモ樹との養分競合をまねき、病害虫の発生源になりやすいでしょう。

草生+敷わら法では基肥、堆肥など施用後に中耕し、梅雨明け後刈り取って敷草をしましょう。

施肥

土壌条件、樹齢によって施肥量は異なりますが、新梢の伸長が7月上旬に80%以上停止し、果実が成熟する前は葉中窒素が2.3~3.0%程度に減少することが望ましいと言えます。

基肥は10~12月に、礼肥は収穫後8月下旬~9月中旬に施しましょう。

有機物で窒素肥料を多く含んでいる資材を使用する場合は肥料成分を減じて使用しましょう。

表3   10a当たり施肥量

(kg)

樹齢 裁植本数 窒素 リン酸 カリ 1樹当たり
窒素量
1年 40 4.0 2.4 2.5 0.1
3年 40 8.0 4.8 6.4 0.2
5年 40 10.0 26.0 8.0 0.3
8年以降 20 10.0~12.0 6.0~7.0 8.0~9.3 0.6~0.47

営農部  梶谷 和弘
広報誌「なごみ」2008年10月号掲載


このページのトップへ

 

HOMEトピックスお知らせ・新着情報イベント・相談会地域の話題事業案内特産品直売所店舗案内レシピ広報誌女性部
JA岡山西について個人情報保護方針情報セキュリティ基本方針金融商品の勧誘方針お問い合わせサイトマップ関連リンク

Copyright (C) 2017 JA-Okayama-Nishi,Allrights Reserved.