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2009.07.28 更新

果樹簡易被覆ピオーネの着色向上

 

県南部では、着色期に高温で、枝の伸長も自然に停止する樹は少なく、着色不良に悩まされています。

着色を良くするため、次の事項に注意して管理してください。

結果量の適正化

糖度と着色を順調に上昇させるためには、果粒軟化2週間前までに最終結果量を制限する必要があります。

ピオーネの生産目標は、10アールあたり1.5~1.8tとされ、主枝間隔1.8mの場合、550gの房なら主枝長3mあたり15~17房に結果量制限しましょう。

なお、結果量の制限は、房の大きさ、葉の状態を考慮して決めましょう。

また、果粒軟化後に病害虫の被害やマグ欠乏症などで葉が傷んだり、日照不足や土壌乾燥などで葉の働きが低下した場合は、葉で生産される同化養分が少なくなり、結果過多状態になり糖度と着色の上昇が抑制されます。この場合は再度摘房が必要になります。

新梢管理

満開2週間後までに副梢を摘心した後、果粒軟化直前までは副梢の滴心を控えるのが基本です。この時期に摘心を繰り返せば、結果的に副梢の再伸長を促し、新しい生長点を多く作った状態で果粒軟化期を迎えることになり、これらの生長点から生長ホルモンが生成され、着色が阻害されます。

また、摘心を繰り返せば、新根の生長は抑制され、葉の働きが悪くなり、着色不良となりやすい。

しかし、旺盛に伸長するのを放任すれば、伸長し続けて過繁茂を助長するため、副梢はなるべく早くねん枝して、棚下に引き下げ、勢力を抑えるようにしましょう。

軟化直前の新梢管理

果粒軟化直前(果粒が軟らかくなり始めた房が確認された頃)に、伸長を続けている副梢を軽く摘心する程度ではすぐに再伸長するため、再伸長した副梢は基部の硬くなった部分まで切り返します。【図1】

図1 果粒軟化直前の枝管理例

果粒軟化後の新梢管理

果粒軟化後から収穫期までは、伸長する副梢がほとんどない状態が好ましい。果粒軟化直前に副梢を整理した後、再発生してくる副梢は、その都度、徹底して早めに基からかき取るようにし、棚上や新梢先端部から淡い色の副梢が再伸長し続けないようにしましょう。

この時期になっても、副梢の管理に追われるような強勢な樹では、樹冠の拡大、減肥、新梢数を増すなど、基本的な対策が必要です。

むすび

簡易被覆栽培では、生育に応じた温度、水分、肥効の調節が難しく、着色期が夏日や熱帯夜となるため、着色向上対策も限られてきます。そのため、大房や結果過多を避けるとともに、枝管理を確実に実施し、外観、内容ともに優れたピオーネを生産することを期待しています。

  • ※なお、この内容については、果樹誌07年7月号「簡易被覆ピオーネの枝管理による着色向上対策」を引用しています。

営農部  梶谷 和弘
広報誌「なごみ」2008年7月号掲載


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