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2008.06.10 更新

果樹梅雨期の果樹園管理

 

平年の梅雨入りは6月6日、梅雨明けは7月20日ですが年による変動が大きく、災害が発生するような集中豪雨の年もあれば、降雨が少なく、水不足になる年もあります。

しかし、梅雨期の天候は、降雨が多く、日照不足が続く日が多いと言えます。この時期は、果実の発育後期から収穫期に入り、その年の作柄を決定づけるので気象情報に留意し適期に管理を行いましょう。

土壌の保全

集中豪雨があると傾斜地では土壌流亡の恐れがあるので、事前に敷わら・敷草・防草シートなどを特に根の多い範囲へ敷いておきましょう。

露地果樹は、長期に渡って降雨が多くなると土壌水分が過剰となり、根の障害が発生し、収穫・品質に悪影響を及ぼします。したがって、排水溝の整備を行って、園内へ水が停滞しないように仕向けましょう。

枝葉の過繁茂を防ぐ

例年のように、梅雨期には日照不足になりやすく、枝葉が繁り過ぎると着果部の葉の働きが劣り、果実の発育・品質も劣ります。

モモ

徒長枝が多く発生して、着果部位への日当たりが悪くなる状態であれば、ねん枝・誘引・一部せん除を行い、日当たりをよくしましょう。

主枝・亜主枝が下垂すると徒長枝が発生しやすく、樹全体が日照不足になりやすいので、枝つり・支柱たてを行い、樹全体への日当たりをよくしましょう。

ブドウ

新梢の先端部や副梢が再発生し、強く伸びるものを放任すると日当たりが悪くなり、遅伸びする枝へ栄養を奪われ、生理障害が発生しやすく、品質が劣ります。

強く遅伸びする枝は、ねん枝・摘心・誘引・せん除などを行いましょう。

生理障害の発生防止

モモ

6月に日照不足の天候が続くと生理的落果が発生しやすく、袋かけを早く行うと多く生じるので、落果が出やすい清水白桃・白麗などは6月下旬の袋かけが無難です。

ブドウ類
ピオーネの裂果腐敗の障害

果粒軟化期に入ると果粒は急激に肥大し、土壌水分が過剰になったり、空気湿気が高くなり過ぎると果粒は水分を多く吸収し、裂果しやすくなります。果粒が果房の中へ入り包み込まれた状態になるとその果粒は裂果しやすく、腐敗発生の原因になります。

マスカットなどは、裂果粒があれば早めに摘除し、腐敗の広がりを防ぐ必要があります。

ピオーネなど着色品種は、結果量過多になると着色が進まず品質が劣るので、早めに適正な房形・房数とし、果粒が房の中へ入り込まないように摘粒を済ませて袋かけを行いましょう。

 

病害虫の防除

梅雨期に降雨が多く、日照不足の天候が続くと病害虫が発生しやすく、致命的な被害を受けることがあります。

モモ

早生種は6月中旬より収穫が始まり、灰星病・腐敗病の発生が問題となります。全品種についてはせん孔細菌病の発生に留意する必要があります。

また、モモノゴマダラノメイガ・ナシヒメシンクイなどが発生するので適期に防除しましょう。

ブドウ

灰色かび病・うどんこ病・スリップス類などの適期防除を行いましょう。

ナシ

うどんこ病・黒星病・シンクイムシ類の防除を必行しましょう。

安全・安心な果樹づくり

病害虫の葉剤防除にあたり、登録のある農薬を使用し、農薬の適正使用基準を厳守して薬剤散布を行いましょう。

また、防除記録などの栽培管理日誌を必ず記帳し、安全・安心な果樹づくりを行いましょう。

営農部  桑田 健吾
広報誌「なごみ」2008年6月号掲載


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